
視力矯正に使用される「エキシマレーザー」(Excimer Laser)は、角膜にレーザーを照射して、精密な加工を行いながら、角膜の形状を変えることによって屈折力を変化させ、近視や遠視、乱視を治療する装置です。
エキシマレーザーを用いた屈折矯正手術には、主に、PRK(Photorefractive Keratectomy)、LASIK(Laser in-situ Keratomileusis)、LASEK(Laser Epithelial Keratomileusis)の3種類があります。
角膜の表面の皮(角膜上皮)を機械的に除去し、角膜の中央部にレーザーを照射する方法。
マイクロケラトーム(特殊なメス)という器具を使用し、角膜の表面の皮(角膜上皮)から角膜実質表層を薄く切ってフラップ状にしておき、角膜実質中央にレーザーを照射して、屈折を調節する方法。
トレパンという円形のメスで角膜の表面の皮(角膜上皮)を切開し、角膜実質中央にレーザーを照射する方法。
なお、波長が193ナノメーター(ナノメーターは1メーターの10億分の1)という非常に短い波長のレーザー光を出力することのできる「エキシマレーザー」は、角膜を精密に加工できるだけでなく、組織に熱変性を起こさず、分子レベルで切削できるといった特徴があります。この装置は、日本の厚生労働省、アメリカの「FDA」(アメリカ食品医薬品局)からも認可されており、安全性が認められているものです。